昨今様々な塾があります。
SOKA19では小学生の先取学習について、どのような取り組み方をしているかご紹介したいと思います。
結論、先取学習はしておりません。
学校のペースに合わせて授業をすすめております。
学校で比例・反比例が始まれば塾でも比例・反比例。
古典作品になれば古典作品を勉強します。
先取学習については賛否両論あると思いますが、いろいろな塾等を調べると、やはり取り入れている塾の方が多いです。
ではなぜ当塾では取り入れないかというと、ズバリッ!メリットがよく分からないからです。
この前知り合いのママと話していた際、塾でお子さんが先取学習をしているという話を伺いました。
そのときの話で、「先にやっておけば学校の授業が楽になるわよね。」という話。
私の考えですが、“一体何が楽になるんだろう?”
ってその場では言わないですよ。なんか角が立つし自分の塾の勧誘みたいになりますからね。
一体何が楽になるんだろう?という事ですが、そもそもの話【小学校の勉強は楽】です。
だって基礎しかやりませんからね。
ちなみに現時点で楽ではないという方は、そもそも先取している場合ではないです。
ばっちり復習しましょう!
もともと楽なものの準備をしてさらに楽になるって、いったい何を目指しているのでしょうという話です。
そんな余裕があるのならば、今やっている単元を深く勉強した方が良いと思います。
高学年であれば受験用の問題を解けばいいし、低学年でも少し難しいドリルをやったほうが良いです。
また、あまりに先取学習に慣れてしまうと弊害もあります。
先取学習が進んでいる子は、それほど難しい問題を取り組んでいません。
だってポンポンポンポン進んでいるわけですからね。
以前他の塾で講師をしていた際の話です。
その塾は小学生に対しては先取学習を取り入れており、学校の勉強よりかなり進んでいました。
その生徒に学校で取り組んでいる単元の難しい問題を解かせると、
「学校でやってないから分からない。」
と言って解説も聞こうとしません。
“先取学習はさんざんするのに難しい問題だとやらなくなるんかい!”
しまいには、「そんなの学校で出ないよ。」
何じゃそりゃです。
何のために勉強しとるんか!!
何が言いたいかというと、もう簡単で単純な問題しかやりたくないんですよね。
だって今までそうしてきたから。
ポンポン進みたいんです。
でもそれでは中学で苦労しますし、そもそも勉強ってそういうものじゃないと思います。
塾としては楽ですよ。
テキスト与えてドンドンすすめれば良いのです。
学校で何やっているか確認してその生徒に合わせていたら大変です。
でも一番の問題は、難しい問題だとやらなくなるという事。
自分の持てる知識で様々な工夫をして問題を解く。
知識を総動員してあれこれ考えるのです。
同じパターンで数字が変わっただけの問題をいつまでもいつまでも解いても仕方ありません。
パターンを身に付けるためにはそういった事も必要だとは思います。
でもそのパターンを用いて強敵な問題と戦うのです。
この先取学習についてはきっと異論を持つ方がたくさんいるかとは思います。
ただ、SOKA19ではそういった学習方法で勉強していますよ。
というご紹介でした。